無線局の工事。その3
さて、続いてはアンテナのお話。これも長くなりそうなので、適当なところで切りながら。
まず、アンテナについてはHF/50MHz用と144/430/1200MHz用の二種類を上げることとしました。
最初に検討の通り、HF/50MHzについてはicomのAH-4とワイヤーアンテナにて。
で、このAH-4は3.5MHz~50MHzまでが同調範囲。1.9MHzは非対応です。ところがメーカーのサイトにはこんな記述が・・・
1.9MHzで使用したいのだが。 – iUSE アイユーズ HFサポートセンター
なんと、条件にもよるがうまく行く場合があるらしい。そこで、こちらも色々と調べてみる。すると・・・
HF ALL BAND ロングワイヤーアンテナ (JL4ENS/アマチュア無線の世界)
ここを見ると、一番下に「1.9MHZのワイヤー長は31m付近で最適化 」なる記載が!
そこで早速KIV2.0sqを31mで準備。こいつをワイヤーアンテナのエレメントとすることにしました。
続いて、実際の設置について。
今回、引込小柱の一番上にAH-4を設置することしていたので、何かしらの金物を準備しないといけません。
引込小柱はステンレス製ですので、鉄の部材を利用するわけにいかず、(電蝕が発生し、鉄がすぐにボロボロになります)オールステンレスで取付部材を作成することにしました。
そこで、登場いただきました部材がこちら。
電気の職人さん(電工)なら普通にご存じの金物ですが、こいつがとっても便利。取付や組付け、加工も手間なし、さらに色々な金具があり、こういった場所で利用するには最適なんですよね。
というわけで、チョイチョイっと金物を加工して、取付金具を作成。
太陽の光の加減でわかりにくいのですが、ステンレスの金物で、AH-4と144/430/1200MHz用のDIAMOND X5000が簡単に取り付けてあります。
イレクターパイプなどを利用される方も多いのですが、私はこのダクターチャネルでの施工がお勧めです。もちろん、電導素材ですから、状況によりけりな部分もあります。
ここから、波碍子を取り付けて、ワイヤーアンテナを屋根上へ。全長約31mです。
そして、敷地内で31mのエレメントを張る為に、家の四隅にポールを建てて、長さを稼いでいます。
太陽光発電システムの架台にダクターチャネルを3/8Wのボルトで共締め。架台がステンレスなので、もちろんダクターチャネルもステンレスに。 絶縁の為、上部はVPパイプで仕上げて、そこに穴をあけてエレメントを通してあります。
最後は電気仮設用のSSポールに飛ばして、ちょうど31mのエレメントが塩梅よく収まりました。
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