無線局の工事。その1
さて、忘れないように備忘録的な感じで。
まずは配線系統図から。JW_CADで図面を引いたら黄色線が見にくくなってしまいましたが、そこはご愛嬌ということで。
今回、住宅密集地でのアマチュア無線開局となる為、以下の2点に留意した設計を心がけています。
1.アンテナは出来るだけ目立たせることの無いようにすること。
2.インターフェア対策は、できることを最大限に行う。
と言っても、所詮趣味程度で理論をわかったうえで設計をしているわけではありません。そこでインターネットでできうる限りの情報を仕入れてみました。すると・・・
・ワイヤーアンテナの方が目立たない。
・インターフェア対策にはコモンモードノイズを抑えることが重要。
なら、それに従って設計をするしかないよね。真偽のほどはよくわかりませんが(笑)
まずは機器類の選定から。
メインのRigはicomのIC-7300にしました。これは将来的にPCによるリモートシャックを実現したいと考えていて、その際にicomのオプション製品であるRS-BA1 Version 2がよさそうだから、という理由です。
IC-7100にしようかとも悩んだのですが、144/430MHzがあると、そちらばかりになりそうで、HFに出ないような気がしたので、あえてHF/50MHz機となるIC-7300としました。
そうなると、ワイヤーアンテナ用のATUは必然でAH-4となります。もちろんCG-3000等も選択肢としては「有り」なのですが、どうせ100W出力ですし、将来1kwなどということもインターフェアの恐怖もあって考えていません。となると、接続が簡単で動作が確実なAH-4となるわけです。
最後にV/UHFの部分ですが、これは現在手持ちのVX-6を仮につないで運用することとしました。お金が貯まれば、IC-9700を導入したいのですがね。
そして、これは住宅建築時からの設計になるのですが、無線通信機用専用アースの埋設と配管ルートの埋設を行いました。
インターフェア対策として、配線は出来るだけ埋設を行い、また、地上に上がってくる部分もできるだけシールドされた状態を保ちたいと考えました。
そこで、引込小柱を自作。ステンレスの100角パイプ(長さ6000mm)を加工して、角パイプの中に各種配線を通す作戦としました。
一応ステンレスなので、電気は通しますし、地面に刺さっている=とりあえずアースが保たれている状態となります。
埋設配管は電線管であるPF22を3系統、内1系統を光ケーブルや電話用に、残り2系統をアマチュア無線用として、シャックのある階段下倉庫部屋まで配管してあります。本当は埋設配管に防水プリカチューブを使い、シールドしながら配管を完成させたかったのですが、さすがに予算上きついので、普通の埋設配管となりました。
アースの埋設は、JQ1BWT澤田さんによる solar_noise – PukiWiki に記載のある高周波アースを参考にさせて頂きました。ちょうど、我が家の建築時に土地の造成工事があり、その際に地下4mまで掘り込んで擁壁を作ることになりました。そこで掘り込んで埋め戻しを行う前に、アース棒を打ち込むことにしました。1000mmのアース棒を2本連結して2000mmとし、それを1m間隔で3本打ち込み、地上までIV14sqにて持ち上げて、そのままステンレスの引込小柱へダイレクトに入線しました。電気的特性としてアースの抵抗値は0.5オームと非常に良好です。ただ、これはあくまで低周波での特性ですので、高周波対策としてのアース特性が良いのか悪いのかは未知数です。
そんなわけで話も長くなってきたので今日はここまで。
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